2024年7月1日(月)から放送がスタートした夏の月9ドラマ『海のはじまり』。
第1話ではざっくりまとめると以下の内容が描かれました。
- 大学時代の夏と水季の出会い・別れ
- 8年後の水季の突然の死
- 夏と水季の娘「海」の存在
第1話放送後から「なぜ水季は亡くなったのか」という疑問の声がネット上に多数寄せられていました。
水季の死因は?
水季はなぜ8年前、突然一方的に別れを告げ、夏の前から姿を消した?
2人の娘”海”を中絶したと見せかけ、一人で生み育てていた理由は?
この記事ではこのような疑問に対する答えをまとめています。
『海のはじまり』の水季の死因や病気が判明した時期などについて知りたい方は、ぜひ最後までお付き合い下さい。
水季の死因は子宮頸がん
作中、水季の死因について詳しい説明はありませんでした。
しかし、第1話で水季の葬式から帰宅した夏が弥生に「病気だったみたいで…」と話していることから、水季は何かしらの病を患っていたと考えられます。
では、その病気とは何なのでしょう?
結論から言うと、水季は「癌(がん)」であった可能性が高いです。
次章で水季が癌であったと言える理由(根拠)を解説していきます。
水季の死因が癌だと考察する理由・根拠1:脚本家生方氏の言葉
水季の死因が癌であったと考察する理由(根拠)は、『海のはじまり』の脚本家・生方美久さんが雑誌「GINGER」で語った言葉の中にあります。
生方さんは雑誌「GINGER」の取材の中で「(この物語で)明確に伝えたいことは2つだけです」と語り、次のように話しています。
ひとつは、がん検診に行ってほしいということ。すべての人が受診できる・受診しやすい環境が整ってほしいです。
つまりは作中、”癌によって命を落とす誰かがいる”と推察できます。
そしてその”誰か”とは「水季」である可能性が一番高いでしょう。
生方さんは雑誌「GINGER」の中でこうも語っています。
もうひとつは、避妊具の避妊率は100%ではないということです。大人でも「避妊すれば妊娠しない」という認識の人が非常に多い。(略)予期せぬ妊娠をした人とそのパートナーを「避妊しなかった」「性にだらしない」と決めつける風潮が、さらに彼らを追い込みます。(略)人工妊娠中絶に対する否定的視線もそう。事情も知らずに非難される傾向にあります。いつか身近に彼らと同じ悩みを持った人が現れたとき、悩み苦しみながら自らの選択をしたドラマの登場人物たちを思い出し、少しだけ優しくなってください。
このことから、夏と水季はきちんと避妊した上で行為に及んでいたことが窺えます。その上で2人の娘”海”の命を授かったのです。
水季の死因が癌だと考察する理由・根拠2:がん検診の会話
第2話半ば、弥生と後輩が”がん検診”の話をするシーンが登場します。
弥生が職場の手洗い場でメイク直しをしている時の会話でしたが、後輩が毎年送られてくる婦人科検診(子宮がん検診)のお知らせを捨てていることを知った弥生が、「それはちゃんと受けなね。何かあってからじゃ遅いよ?」と検診を促す場面が描かれていました。
また、第6話でも弥生が後輩の誕生日を祝う際、「病院怖いって言ってたけど、ちゃんと病院行きなね。元気でいてね」と婦人科(子宮がん)検診を促す場面がありました。
先述した生方さんの言葉と言い、弥生の後輩に対する”がん検診”への促しと言い、『海のはじまり』を語る上で「癌(がん)」というキーワードが一つの要になっているのは間違いないと言えるでしょう。
水季の死因が癌だと考察する理由・根拠3:入院シーン
第4話ラストから第5話予告にかけて、水季が入院しているシーンがありました。
水季は入院着を着た状態で病室のベッドにおり、海を膝の上に乗せて絵本「くまとやまねこ」を読み聞かせていました。
また、第5話予告では、泣きそうな顔で「ママがずっといればいい」と抱き着く海に、「ママ、いなくなっちゃうんだってば…」と返す水季の姿が…。
水季が入院していた時期や詳しい内容は第5話目以降で語られることになるはずなので、詳細が判明次第更新していきたいと思います。
水季の病気はいつ判明した?
第6話で津野の口から語られた話によると、水季の病気(子宮頸がん)が発覚した時期は海を出産してから数年後とのこと。
時間にもお金にも余裕がなかった水季は検診などを受けておらず、病気(子宮頸がん)が見つかった時にはもう出来ることはほとんどなかったそうです。
そもそも「辛そうな姿を見せずにスッといなくなるのが理想」と語っていた水季は、治療も最低限しか受けておらず。
実際はどうだったのかと尋ねる夏に、津野は「思い出したくないです」と涙を堪えていました。
また、「海ちゃんと向き合うのはわかりますが、南雲さんと向き合おうとするのは綺麗ごとですよね。…掘り返さないで下さい」とも。
それでも「嫌です、知りたいです、お願いします」と食い下がる夏に、津野は「比べるものじゃないですけど、月岡さんより僕の方が悲しい自信があります」と言い、それ以上何かを語ることはありませんでした。
中絶しなかったことを夏に伝えなかったのはなぜ?
第1話で夏に対し半ば強引に中絶同意書にサインまでさせた水季が、なぜ中絶をやめ一人で生み育てる道を選択したのか。
そして、なぜその選択を夏に伝えなかったのか。
その理由は、第3話で水季の母・朱音の口から語られました。
第3話で「(水季は海を)どうして生むことにしたんですか?」と尋ねた夏に、朱音はこう答えています。
「さぁ…? “やっぱり生むから”って、それだけ」そして続けます。
「父親に知らせないのは、選べないからって。その人、私が生むって決めたら絶対父親になるって言うから。他の選択肢を奪いたくない、って」
「だから、頼りなかったとか、他に誰かいたとか、そういうんではないんですよ」と。
水季は夏の未来を想い、夏の未来に広がる無限の可能性の中からたった1つの選択肢を強制することを拒み、そのような決断をしたようです。
夏に一方的に別れを告げた理由は?
8年前、水季が夏に一方的に別れを告げたのは、子供を生むことを決意したからだと思います。
自分が子供を生むと言えば、夏は絶対に父親になろうとする。
水季は無限の可能性が広がる夏の未来に「子供の父親になる」というたった一つの選択肢を強制したくなかったのでしょう。
子供を生むと決めた以上、夏とは一緒にいられない。
水季の母・朱音の言葉を鑑みるに、水季はそう考え夏に別れを告げたのだと思います。
中絶をやめ一人で生み育てることを決めた理由は?
第6話では水季が中絶をやめ、子供を生むことにした本当の理由が明らかになりました。
それは8年前の回想シーンでのこと。
水季が訪れた病院の待合スペースに、一冊の”ご意見ノート”が置かれていました。
そのノートには病院に通う人たちの様々なエピソードやメッセージが書かれており、誰でも記入・閲覧できるようになっていました。
ふと水季が目を留めたのは、「妊娠9週目で中絶しました」と書き記されたページ。
そこには中絶を経験したある女性の切実な想いが綴られていました。
彼がこうしてくれたら、母がこう言ってくれたらと、全てを人のせいにしていました
他人に全てを委ね、罪悪感を全て他人のせいにしていました
後悔とは少し違う…でも、同じ状況の人に同じ気持ちになって欲しくない
他人に優しくなりすぎず、物分かりのいい人間を演じず、ちょっとズルをしてでも自分で決めて下さい
どちらを選択しても、それはあなたの幸せのためです
あなたの幸せを願います
水季はこのメッセージを読み、考えを改めたのです。
誰かの言葉で自分の意志を変える…、それは、これまで他人の言動にほとんど影響を受けたことがなかった水季にとって、初めてとも言える経験でした。
そして、このメッセージを書いた人物こそが、弥生だったのです。
弥生は8年前に水季と同じ病院で中絶手術を受け、このメッセージを書き残していました。
水季が中絶の意志を改めるよう背中を押したのは弥生だった、その事実が明らかになった時、感動と衝撃で思わず鳥肌が立ったのは筆者だけではないはず。
まさに神の導き、弥生・水季・海・夏には不思議な繋がりがあったのですね。
『海のはじまり』見逃し配信について
『海のはじまり』の見逃し配信は以下2つのサイトで視聴できます。
- Tver(無料)
- FOD(無料話あり/月額税込976円)
※2024年8月10日現在
おすすめはTverです!
Tverでは『海のはじまり』最新話を無料配信しており、誰でも気軽に視聴することができます。
下記BoxリンクからTverに飛べますのでぜひ利用してみて下さいね。
『海のはじまり』水季の死因は子宮頸がん まとめ
ここまで『海のはじまり』の水季の死因や、病気(子宮頸がん)が判明した時期などについて書かせて頂きました。
もう一度簡単にまとめておきますね。
今後新たな事実が判明次第情報を更新して参りますので、たまに覗きに来て頂けたら嬉しいです。
最後までお読み頂きありがとうございました。